
日本に戻ってからも相変わらずテレビと縁の遠い生活をしておりますが、ふとテレビ欄で
NHKの中国語会話に目が留まったので、高校生か大学生の時以来に通しで見てみました。
15年前、当時高校生だった私が初めて中国語を教わった楊達先生が講師になっていました。相変わらず生真面目な人柄が画面越しに伝わってきて、とても懐かしく思いました。私が実際に受けていた授業は学生との対話を重視していて面白かったのですが、さすがにNHK教育テレビではそれはできないか。もったいない。
番組の方はオープニングにいきなり
張韶涵(アンジェラ・チャン)の曲を起用していたり、中上級者にも対応できるように著名人へのインタビューなども交えて、垢抜けるように、また単調にならないようにという努力は見受けられましたが、相変わらず全般的に芝居臭さを感じさせるのはさすがにNHK教育番組の真骨頂といった感じで、正直言って見ていてちょっと疲れが(^_^;)。。。
かく言う私も高校生の頃はこのNHKのテレビ中国語会話、ラジオ中国語講座ともに欠かさず視聴していました。目的はもっぱら耳から正しい発音をインプットすること。今思うと、学習を始めてから1〜2年間はピンインと発音ばかりやってました。
私は中国語学習において恩師と呼べる人が楊達先生を含めて2人いますが、そのどちらもが中国語にカタカナのルビを振ることを禁止していました。テキストもカタカナルビが振っていないものを選ぶように言われたのが印象に残っています。
理由はカタカナが振ってあると、どうしてもそのカタカナを読んでしまうから。
もちろん初心者にとっては、このカタカナルビがないと読もうにも読めませんから仕方ないかとなりがちなのですが、このお二方はそれでも許してくれませんでした。
じゃぁどうしろと?つまり私が徹底的にピンインと発音を頭に入れて、正しい発音を欠かさず聴くようにしていた理由です。
当時基礎をみっちりやっていたおかげで今中国語で仕事をする環境にある自分がいると言えます。(あ、いや、今は無職ですが(^^ゞ。。。)
楊達先生の最初の授業、私にとって中国語最初の授業、今でも覚えています。
いきなり「じゃ、今から皆さんの名前を中国語読みして聞かせますから覚えてください。明日から中国語で出欠を取ります。自分の名前呼ばれて返事しないと欠席にしますから。。。」
一瞬教室内がどよめいて、みんな自分の名前を呼ばれるたびにピリピリとすさまじい緊張感を持って、耳に全神経を集中させていました。もちろん翌日からの出欠確認でも、その集中度合いは尋常ではなかったです。
これが今思えば中国語を勉強する上で最高のスタートだったと感謝しています。
今、楊達先生は早稲田大学の教授になられているようですが、同じように新入学シーズンの教室をどよめかせているのでしょうか。
大学にもしばらく行ってないことだし、就職決まったら改めて御礼の言葉でも伝えに行くかな。