棺材板という食べ物。厚手のパンを丸ごと揚げて、中をくりぬき、そこにクリームシチューを詰めた台南名物。
これがまた美味しいんですよ。パンはこんがりサックサク。甘ったるい食べ物が多い台湾ですが、このクリームシチューは甘くして正解。
使っている素材は明らかに西洋的なもの。更にこれをナイフとフォークを使って食べるわけです。
これは一体洋食?それとも台湾料理? そのナイフとフォークがプラスチック製であることが、多分に台湾っぽさを演出しています。
何故かたくなにミックスベジタブルを使って安っぽくするのか、何故カレーを詰めるなどバリエーションを増やそうとする人が現れないのか、何故屋台ではなく普通のお店で普通のメニューとして出そうとする人が現れないのか。
そこにはきっと
棺材板はこういう食べ物だ、という台湾人の固定観念があるのでしょう。その固定観念を破ったら、新しい面白いビジネスになるような気もするなぁ。。。