
金門島ではお察しの通り右を向いても左を向いても
軍事施設ばかりです。

観光客に開放されているもの、開放されていないもの、写真撮影禁止のもの、立ち入り禁止区域、地雷原などなど。一杯ありすぎて不用意にカメラを向けるのが躊躇されてしまうほどです。

観光客に開放されている中でも特に大型の施設として
坑道跡があります。

金門では敵の砲撃を避けるために島のあちこちに大小様々の地下通路が掘ってあるそうです。人も物も全て地下に隠して、
地下で生活ができてしまうように地下化が進められました。
今現在観光できる大きな地下坑道は3つ。小金門にある
四維坑道(九宮坑道)、大金門にある
翟山坑道、そして
瓊林坑道。
まず
四維坑道から紹介しましょう。

金門島から小型フェリーで15分ほど、通称小金門と呼ばれる烈嶼の九宮船着場左手歩いてすぐのところに四維坑道があります。
堅固な花崗岩をくり抜いたこの坑道は、物資輸送船を安全に停泊させるために建造されました。

中国共産党軍に悟られないように慎重に手作業で掘られた坑道に入ると、驚きで開いた口がふさがりません。さすがに船を停められるだけあって全長790m、高さ11.5mもあります。もうこれは立派な海軍の秘密基地ですよ。
翟山坑道も四維坑道と同じ目的で建造されました。こちらは四維坑道よりも小さいものの、四維坑道よりも自由に歩ける範囲が大きく、その大きさをより実感することができます。
![[羽隹]山坑道倒影](http://blog-imgs-11.fc2.com/c/h/i/chinataiwan/2007.5.25zhaishandaoying.jpg)
軍事施設を前に妙な感想ですが美しいの一言。長方形に掘られた坑道の壁面は波一つない水面に綺麗にその影を映します。ここは金門の中心金城市からも割りと近いので必ず行っておきたいポイントです。

最後に
瓊林坑道。こちらは先の2つと性格が異なり、金門島の中心に位置する瓊林という村の地下一帯に張り巡らせた戦略的防空壕です。

村役場の地下にある作戦司令室から各戸、周囲の主要道路、主要トーチカ等まで人1人が通れる狭い通路でアリの巣状に地下で繋がっています。井戸や電話なども備えられており、まさに長期戦に耐えうる地下化政策の典型的な一例です。ここは入場料を取られますが一見の価値ありです。