
中国内陸にある西安と言えば、隋や唐をはじめいくつもの王朝の都が置かれた長安であり、京都の平安京、奈良の平城京のモデルとなった世界的にも有名な中国有数の古都です。シルクロードの起点としても有名ですね。
この西安から北へ300km弱。飛行機で1時間行ったところに
延安という地があります。中国各地で延安路という道路はどこにでもありますが、この延安路ほど皆に知られているが実際にはどんな都市なのか知らないという地名もないのでは?!日本人でこの地名にピンとくる方はよほど
中国の近代史をしっかり勉強されているか
中国映画マニアかでしょう。いずれにしても少数派のはず。

(地図は
Googleマップさんからお借りしました)
ここでは難しい話は控えます。後に台湾に逃げ込むことになった国民党軍がまだ全盛だったころ、
共産党軍が逃れ逃れて辿り着いた町。そして
共産党軍が後に国民党軍や日本軍に巻き返しする基礎を築いた町。したがって中国人はこの地を
革命聖地と呼びます。台湾人にとってはどういう印象があるのでしょうか?聞いたことないよーって声も案外多そうです。今度聞いてみようっと。
先述した通り、よほどの中国近代史マニアか中国映画マニアでない限り、全く楽しむことのできない町です。この町の観光資源と言えば、当時の共産党革命軍の新聞社や通信社の跡地、毛沢東や周恩来の旧居、司令部跡、、、街中で中国人のツアー客に何度か出くわしましたが、年寄りばかりで若い人は全く見かけません。もちろん外国人観光客なんて皆無。
道路は舗装されているものの、恐らく黄砂でしょう、ものすごい砂埃が巻き上がり息ができないくらい。人々も皆、暗い、地味な服装。いわゆる人民帽や人民服を今だに普通に着こなしている人たち。エスカレーターが怖くて足を踏み出せない人たち。街頭テレビに群がって熱心に画面を見つめる人たち。夜7時にはお店も全部閉まり、闇に包まれる町。。。

何でこんなところに行ったかって?ここを基点にせざるを得ないような観光地があったからついでに見ておこうと思った次第。その観光地とは、、、明日に続く。
2003年10月撮影。