
12年前、当時大学3年だった私は桜木町の駅からバックパックをかついで
大桟橋へ向かっていました。
翌年には廃止になると聞いていた
横浜上海航路にどうしても乗ってみたかったのです。
飛行機に乗れば東京から上海までわずか3時間の道のり。
フェリーは何と3泊4日。

値段は片道3万円ほどでした。飛行機より安かったのも魅力の一つでしたが、船内の食事が飛行機の機内食と違って自腹(当たり前ですが…)。で、船内の食堂が結構高いんだな、これが。結局トータルで考えると飛行機よりも高かったと思います。片道運賃だし。しょうがないので自販機でカップラーメンを買って、それでしのいだ思い出が…。
別に豪華客船というわけでもないので、カラオケやマージャンルーム程度はありましたが、それ以外には何もなし。本を読もうとすると目が回るし、1日のほとんどは甲板に出て
どこまでも続く水平線を眺めて過ごしました。時折
イルカが並泳したりして、そこそこ楽しめました。
夜は満点の星空で、天の川までくっきりと見えましたし。
今思えば貧乏っぽく見えて実は贅沢な旅でしたね。船の中で3泊もして連日海を眺めて過ごすというのは、普通の社会人じゃできないわけだし。
そんな横浜航路も今や廃止になってしまいました。体験しようと思えば大阪、神戸、下関から上海行きのフェリーはあるので、乗ろうと思えば不可能ではありませんが、大阪からで2泊3日と当たり前ですが所要日数は短縮してしまいました。
大桟橋へはそれ以来12年ぶりに来てみました。今回は夜景を見に。素晴らしい夜景の写真は明日。
下の写真は船の上から見た見送りの人たち。1995年7月撮影。